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2014年10月30日
2015(平成27)年度 神奈川県公立高校生徒募集定員決定

県内公立中学校卒業予定者数792名減に対し、全日制募集定員は460名減

 

〔表1〕と〔表2〕はクリックすると拡大します

神奈川県教育委員会は10月24日(金)、2015(平成27)年度公立高校の募集定員を発表しました。2015年3月の県内公立中学校卒業予定者数は69,675名、2014年度卒業者数70,467名から792名の減少となります(※1)。これに対し、2014年度全日制公立高校の当初募集定員総数(特別募集を除く)は43,760名で2015年度の43,300名から460名減少しています(※2)。その年の公立高校の募集定員は、地域の生徒数の増減やこれまでの志願動向等を考慮した上で、神奈川県公私立高等学校協議会の議論を経て決定となります。協議の結果、2015年度の公立高校入学募集定員の目標は2014年度から300名減(併設中学校からの入学定員160名を除く)で合意し、それに基づく形で今回の定員が発表されました。2015年度募集が行われるのは昨年同様153校(県立139校・市立14校)です。なお定時制は2014年度と同校数の募集(募集実施29校)で行いますが、前年度の3,335名から70名減の3,265名定員の募集となります。

〔表1〕は『学校基本調査』の結果をもとに公立中学3年生の生徒数について、神奈川県を17の地区(※3)に分け、前年度生徒数との増減を比較したものです。2014年度は前年度よりも生徒数が増加していたため、全体的に赤色系の地区が多く見られましたが、2015年度は17の地区のうち半数にあたる8つの地区で減少、うち3つの地区で200名以上生徒数が減少しています。〔表2〕は〔表1〕に募集定員が1学級分以上増または減の対象となる高校を加えたものです。2015年度募集を行う県内全日制高校153校のうち、昨年度から1学級分以上定員の増減があるのは30校、内訳は増加が11校、減少が19校です。 2014年度の募集で前年度から1学級分以上の定員増減のあった高校が、転じて2015年度では反対の動きをしていることが注目ポイントの一つとしてあげられます。学力向上進学重点校では、鎌倉高校・追浜高校の2校が募集定員を1学級分ずつ増加、一方で川和高校・希望ヶ丘高校・横浜国際高校の3校で1学級分ずつ減少、進学重点校全体では1学級分の定員減となります。また横浜市立南高校は入学定員198名のうち、併設型中学校からの入学定員が160名のため、2015年度の高校からの募集定員は38名となります。

最後に選抜日程についてお伝えします。募集および志願変更については昨年度と同じ曜日、期間で実施されます。学力検査の日程は2月16日(月)で、昨年度までは面接および特色検査までの間に土日を挟んでいましたが、2015年度は連続した日程で行われます。また志願変更から検査まで2014年度は6日間だったのに対し、2015年度は9日間空くことになります。
選抜日程が連続となったことで、受験生・受験校によっては3日連続で選考を受けるケースも出てきます。心がまえをしっかり持って選考にのぞむ必要がありますね。 入試まで残り3カ月余り。最後まであきらめずに全力を出し切り、受験生の皆さんにとって悔いのない受験となるよう応援しています。

2015(平成27)年度・2014(平成26)年度 公立高校 共通選抜の日程

  1月 2月
2
0
1
5

28 29 30 31 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
募集 募集 募集 応募状況公 表       志願変更 志願変更 志願変更       私立一般入試開始





















 
                                                 
  1月 2月
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28 29 30 31 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
  募集 募集 募集 応募状況公 表       志願変更 志願変更 志願変更     私立一般入試開始 学力検査等    

















 
                                                 

※1) 公立中学の卒業予定者数には、横浜市立南高校附属中学校の3年生も含まれています(県立中等教育学校2校の3年生の人数は含まれていません)。また、ここでの卒業予定者数は同時期比較をするため、2014年5月・2013年5月『学校基本調査』の当該学年の生徒数に基づきます。神奈川県教育委員会の発表では2015年3月の卒業予定者数を10月時点の69,746名、2014年度を実卒業者数の70,571名としているため、卒業予定者数は825名減となっています。

※2) 神奈川県教育委員会の発表では全日制全体で455人削減となっていますが、こちらは特別募集での5人拡大(鶴見総合の在県外国人特別募集)を含んだ数字となっています。また9月上旬の記者発表では「2015年度の全日制の募集定員は300人削減」となっていましたが、本文中は横浜市立南高校附属中学校から同高校への入学定員160名の削減を計上していない数字となります。

※3) 旧学区で分割。ただし、旧相模原南部と旧相模原北部・津久井は一つとしています。

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