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おまもりナビ

2022年11月4日 カテゴリー:勉強法お役立ち情報

なぜ勉強したことを覚えられないか

 これまでに記憶の定着や暗記のコツなど、「覚えること」についてふれてきました。今回は別の切り口でお話ししたいと思います。

まず、どうして覚えたと思ったことや勉強したことが、覚えられないのでしょうか?

それは、そもそも人は忘れる動物だということです。一説によると、勉強したことの74%は翌日には忘れてしまっている、というデータもあります。ですからできるだけ忘れてしまう量を少なくするためにも、反対に少しでも学習したことを定着できるよう、脳の3つの性格を理解してお子様にも接する必要があります。

①脳は「やきもち屋」:勉強の時にスマホや音楽など「ながら勉強」をしていると脳は、「自分だけを見てほしい」とやきもちをやきます。俗にいう「二股をかける」のではなく、一途に勉強だけのことに集中し、他のことへの浮気は厳禁です。「ながら勉強」はやめましょう。

②脳は「さびしがり屋」:脳に覚えたことを蓄積した後、何度も会いに行かないと、脳はさびしがります。野球でもサッカーでも基本のキャッチボールやパス練習などは、毎日何回もやって体に覚えさせる、というのと同じです。以前の「皿回し論」のように、覚えたことを何度も脳の中に確認しにいきましょう。

③脳は「感激屋」:感情に結びついた学習は、定着につながります。旅行に行った思い出や、とても驚いたことなどは、強く印象付けられます。覚えようとすることをストーリーにしたり語呂合わせにしたりして、脳の感情に訴えて定着を図りましょう。

時間をかけ、繰り返しの練習も決して無駄にはなりませんが、より効果を上げる為にも環境を整えるように心がけましょう。そして効果的な学習法でどんどん成績の向上を目指してください。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

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