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2022年11月22日 カテゴリー:中学受験お役立ち情報

小学生の通知表は厳しくなった?

 2020年度から小学校の通知表の基準が変わりました。それ以降に、保護者から次のような次のようなご相談が増えました。「うちの子はテストもほぼ満点だし、授業態度も悪くないのに、真ん中の評価しかつきません」

通知表は、小学校の先生の主観によるところもあるので、一概には言えませんが、単元ごとに行われる「カラーテスト」の点数が良く、授業態度や提出物に不備がなくても高い評価をもらえる時代ではなくなったと感じます。

通知表は、ご存知のように3つの観点で構成されています。

①「知能・技能」:テストの基礎問題に相当します。カラーテストでも基本的な問題でもありますので、これらの問題は満点を目指しましょう。

②「思考・判断・表現」:テストの応用問題と授業中の様子が該当します。授業中の話し合いへの取り組み方や、文章で説明・記述する問題への取り組み、作文などの提出課題などです。

③「主体的に学習に取り組む態度」:この観点は、先生の主観が大きく左右します。先生によって「主体的に取り組む」尺度が異なるからです。子ども自身ができている、と感じていても、先生からするとまだがんばれる、というような場合は、どうしても真ん中の評価になってしまいます。

「知識・技能」「思考・判断・表現」については、カラーテストの点数がリンクしてきますのである程度対策ができます。しかし、③の「主体的に~」の観点が低い場合は、思い切って先生に聞いてみましょう。先生には評価の判断基準があるので、先生からのアドバイスをもらう、というような心づもりで聞き、少しでも改善にむけて頑張ろう、とう姿勢を見せることが大切です。

私語に、通知表の結果だけが子どもの全てではありません。以前よりも頑張っていることや成長してきたこと、変わってきたことに目を向けてあげることも親として大事なことだと思います。3つの評価で表せないところに気付いてあげるのも親の重要な役割だと思います。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

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