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2023年3月30日 カテゴリー:大学受験お役立ち情報

大学の推薦入試は特別なことをしていないと不利?

 大学入試が終了し、今年も推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)が大学受験の合格者の半分以上を占めています。推薦入試では、選考段階で面接が課されます。その際に「何か特別に取り組んでいるものがないと不利なのでは?」という相談が良くあります。部活の部長をしていて全国大会に出場した、数学オリンピックに出場して金メダルをとった、そういった経験がないとアピールできないのでは、というものです。

結論から言うと、そんなことは全くありません。そもそも高校生活の中でそのような特別な経験や結果を残している人は、ほんのわずかしかいません。もちろん、そのような結果を残すためには、並々ならぬ努力を積み重ねてきたことでしょう。そこからは、経験した人でないと得られない様なことがたくさんあると思います。そういう経験をした人は、是非アピールして欲しいと思います。

では、そうでない人はどうしたらよいのでしょうか。

まず、志望する大学や学部・学科でどのようなことをしたいのか、どのような知識や技術を身に付けて、どのように社会貢献をしたいのか、ということを整理してみてください。大学は、社会人になる前の最終学府です。社会で自分がどのように活躍したいのか、そのためには、どの大学・学部・学科で自分が必要なことが得られるのか、それをまず具体的にしましょう。大学の学部学科には様々な選択肢があります。教授の研究室やゼミも専門的なものが数多く存在します。まずそこを明確にしましょう。

次に、その大学を目指すために、これまで何か自分が取り組んできたこと、これがアピールできる点でもあります。理系の学部を目指しているために、数学の授業や普段の勉強でこんなにがんばった、将来の自分の夢の実現のために授業中に積極的に発言した、などどんなことでも良いのです。

受け入れ側である大学としては、高校時代にどんなことをしてきたかも大事ですが、大学に入ってどんな取り組みをしたいのかが、重要です。その大学、学部・学科でなければ受講できないような授業や資格、研究などを自分の将来の目標と関連して、具体的にまとめていくような準備をしっかりとしていきましょう。

後は、それらのことを順序立てて、具体的に表現していく練習をしていきます。面接対策については、これまでも述べてきていますので、そちらを是非参考にしてみてください。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

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