さなる個別@will CGP - 神奈川県・横浜市の個別指導塾

おまもりナビ

2023年12月26日 カテゴリー:その他お役立ち情報

立体図形の認識力

 算数や数学の授業を行っていると、多くの生徒に共通するのが、図形問題に対する苦手意識です。特に立体図形・空間図形に対しての苦手度合が大きいです。

その原因の一つが、テキストの問題はテキストに図形が描かれているため、平面(2次元)の中で3次元の立体図形を考えることが大きなハードルとなっていることです。ただ、年々中学入試の問題などで図形を扱う問題が増えてきているのも事実です。

さなる個別では、「閃きの力」を授業に取り入れています。特に小学生の中学受験生に大きな効果を発揮しています。その中に「立体四目ならべ」があります。縦横4本×4本の合計16本の軸に白と黒の2つの穴の開いた玉を交互に刺していき、縦横ななめのどこかで4列を揃えたら勝ち、というものです。簡単に言うと「空間式五目並べ」ともいえます。その対戦も相手が玉を刺したらすぐに自分も刺す、玉を落としたら負け、など厳格なルールがあります。先日、秋葉原でこの「立体四目」の全国大会が行われ、北海道から沖縄までの小学生から大学生までが対戦を行いました。

この立体四目では、「空間思考力」「仮説思考力」「瞬間思考力」が鍛えられます。空間的なものの見方だけでなく、次やその次の一手を考えたり、瞬間的に判断する力がつきます。「閃きの力」では、立体四目の他にも、図形と数量の2種類のテキストも使います。ブロックの数を瞬間的に数えたり、ナンプレの問題やなど非常に多くの種類の問題を難易度を級や段にして、徐々にレベルの高い問題にチャレンジをしていきます。私の教室の生徒も、この4月から40級から始めて、現在は初段まで到達し、楽しく学びながら算数の力も大きく伸ばしてきました。

立体図形に対する苦手意識は、できるだけ早い時期からなくしていきたいです。小学校の就学前であれば、積み木やレゴなどのブロックでいろいろな形を作ったり積み上げていくことで、その力が養われます。高学年になってから苦手となってしまうよりも、早い時期から「閃きの力」で図形や数をいろいろな角度から学べると自然と図形や算数に対する苦手意識も薄れていきます。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

Pocket

ページの先頭へ戻る