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2024年4月16日 カテゴリー:勉強法お役立ち情報

集中が持続できない、という人へ

 春の陽気になりました。だんだん暖かくなってくると気持ちがボーッとして、何をするにも集中できない、という人が増えてきます。そもそも人間の集中力の持続時間は、20~30分と言われています。しかし、学校のテスト時間や入試の試験時間が30分以内、ということは絶対にありません。つまり、テスト終了まで集中し続けるためには、集中力の持続時間を伸ばすか、集中力が切れたときに再度集中できる方法を取り入れるか、のどちらかになります。

実は、集中力の持続時間は、それほど伸ばせることはできません。長時間集中しているようでもだらだらとしてしまったり、効率が落ちてしまいます。つまり、集中のスイッチを要所要所で入れ直す方法が重要ということです。

しかし、その前に集中を妨げるものを周囲から排除しましょう。目に見える範囲にスマホやマンガなど気が散る要素になるものは絶対に置かない、ということが前提です。集中が途切れたときには、必ず他のものに目がいきます。そこに、勉強とは無関係のものがあれば、当然意識はそちらに向かいます。気持ちを切り替えるつもりが、反対に勉強から意識を遠ざけてしまいかねません。家で勉強するときには、できるだけテストや入試の会場と同じような環境で行うのが理想です。

では、集中のリセットはどのようにしたらよいでしょうか。

一つ目は、どこか1点だけを見つめる方法です。目線があちこちに行ってしまうと思考もあちこちと考えが分散してしまいます。1点集中をすることで、1つのことに考えが向き、再度集中できるようになります。目安は15~30秒くらいが良いでしょう。

二つ目の方法は、目を閉じることです。目から入ってくる情報をシャットダウンしてしまうことで、気持ちを落ち着かせ、次に目を開けたときに入ってくる情報に自然と集中できるようになります。こちらも30秒程度が良いでしょう。もし時間に余裕があるのであれば、5分程度目を閉じているとさらに落ち着きます。

さらに集中して取り組むためには、目標時間を決めるのが非常に有効です。制限時間を決めると自ずと時間内にやり遂げる方に意識が向き、他のことに気が散るリスクが抑えられます。

みなさんに与えられた時間は、どの人も1日24時間で平等です。この時間を有効に使うためにも、一つ一つ集中することで密度の濃い日々を過ごし、充実した生活を送りたいですね。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

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