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おまもりナビ

2024年8月8日 カテゴリー:入試関連生活面

本番に強い人、弱い人

 パリ五輪が真っ最中です。私自身もテレビ画面を通してですが、日本人選手の活躍に一喜一憂しています。試合では、どの国のどの選手も真剣に競技に臨んでいます。その表情は、見ていても鬼気迫るものがあります。一生懸命、自分の力を精一杯出し切っている姿は、本当に素晴らしいです。しかし、結果は様々です。周囲の期待に応えて見事金メダルに輝く人もいれば、期待されていても残念ながら予選で敗退してしまう選手もいます。

果たしてこの差はどうして生まれてしまうのでしょうか。選手たちは、我々が想像もできないような厳しいトレーニングを日々積み重ね、食事や睡眠、体調管理なども含めた万全の態勢をもって本番に臨んでいると思います。自分自身の目標を達成するために、それこそ自分の限界を突破し、辛い日々を送ってきています。おそらく、自分の好きなことや趣味などに割く時間もトレーニングに打ち込んでいるはずです。しかし、金メダル最有力といわれていた選手も予選を通過できなかったり、自分自身で納得のいかないタイムや記録になってしまった例が多くあります。

私は、この結果の差は、メンタルにあるのではないかと思います。最後の最後で結果を左右するのは、技術や練習量以上に気持ちの問題が大きいのではないでしょうか。日本の期待を背負って4年に1度しかない舞台に立つプレッシャーは実際にその場にいる選手でなければわからないでしょう。しかしその重圧の中で結果を出すには、より強い精神力も必要です。

これは、入試でも同じことが言えると思います。入試は、どこまで勉強すれば合格できる、という保証は全くありません。地道な努力を積み重ねるだけでなく、入試本番でも「合格できなかったらどうしよう」「解けない問題が出てきませんように」などの弱気を出さないことです。それこそ、今までやってきた自分を信じて本番に臨むしかありません。スポーツと入試、違うように見えますが、本番に臨むときの心構えは一緒です。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

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