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おまもりナビ

2022年3月26日 カテゴリー:勉強法お役立ち情報

アウトプットの重要性

 間もなく4月を迎え、新学年が始まります。新しい教科書で新しい単元をどんどん学習していくときに重要なのが「アウトプット」です。「インプット」と「アウトプット」が対比されますが、

◆インプット:脳の中に学んだことを入れること

◆アウトプット:脳の中に入ってきたことを脳の中で処理して外に出すこと

例えば、教科書を読む=インプット、問題を解く=アウトプット、ということです。ここで重要なのは、インプットだけではできるようにはならない、つまりテストの点数(結果)には結びつかない、ということです。すなわち、教科書の内容や公式、単語などを覚えても、問題に即して正しく書けなければ、正解にはならない、ということです。言い換えると、テスト直前まで覚えることばかりしていて、問題を十分に解かなければ、点数を取ることはできません。

【アウトプットの重要点】

①長期記憶の為には、2週間に3回使う

 人間の脳は、重要な記憶を長期記憶として残し、そうでないものは忘れるようにできています。ここで大事なのは、「重要な情報」とは自分が重要と思っているかどうかは関係ないということです。「重要な情報」とは、「インプットした後に何度も使われる情報」です。2週間に3回以上アウトプットすることで、インプトした情報が長期記憶に変換されます。

②インプットとアウトプットのサイクルを交互に行う

 ①のようにアウトプットは重要ですが、インプットがないとアウトプットは長続きしません、インプットとアウトプットを交互に行うことで、人は成長していきます。

③インプット:アウトプット = 3:7

 インプットとアウトプットの比率は「3:7」。インプットの2倍以上の時間と量をアウトプットにかけるようにすると効果的です。しかし、ほとんどの生徒の皆さんが逆の比率になっています。しっかりとアウトプットの時間を取りましょう。

④アウトプットの結果を次につなげる

 重要なことを覚える ⇒ 問題を解く ⇒ 終わり。ということはありませんか?問題を解いた後に、なぜ解けなかったのか、どうすれば解けるようになるのか、このことをしっかりと踏まえましょう。また、覚えたことがあやふやであれば、わかったその都度さらに覚え直す、というように次につなげていきましょう。さらに、テストが終わってもそのままにしないで、間違った問題やできなかった問題を、自分の成長のチャンスと捉え、次の機会にはしっかりと自分の力で解けるように解き直しをしていきましょう。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

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