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2023年7月31日 カテゴリー:お役立ち情報

読書感想文の書き方②

 前回は、読書感想文を書くにあたって、ポイントをメモしながら読む、ということについて話をしました。今回は、実際の読書感想文を書くときに、どのように書き進めていけばよいのかについてお伝えします。

◆読書感想文の構成は、「はじめ」「メイン」「まとめ」の3つに分けて書く

①はじめ:この本のあらすじや、本を選んだ理由について、本の内容を紹介します。このときに注意するのが、本の内容は簡潔にまとめる、ということです。あらすじを長々と書いてしまうと、大切な次のパートである「メイン」が薄れてしまいます。

②メイン:読書感想文の中心になる部分です。心を動かされた部分を具体的に引用しながら、自分が読んでどのように感じたか書きます。そして、どうしてそのように感じたのかという理由や、本の内容に似た体験をしたことなどを書き加えながら、内容をふくらませていきましょう。

・中学生の場合:「作品のテーマは何か」「作者が言いたいことは何か」「本を読んで自分はどんなことを考え、どんな意見を持ったか、その理由は何か」というように考えを深めていきましょう。

・高校生の場合:より論理的な文章力が求められます。新聞やニュ-スなどの資料や実社会での事例などとリンクさせたり、学校の先生や友人の意見を聞いたりして、自分の意見や考えを掘り下げることに取り組んでいきましょう。

③まとめ:本を読んで感じたことや考えたことをまとめます。「本を読んでどんなことを考えたか」「自分が主人公だったらどうしたいか」といったことを素直な自分の言葉で書いていくとよいでしょう。また、「本を読んで感じたことを、自分の生活にどう生かしたいか」「本を読んで感じたことから、自分の中で起きた変化」などをまとめられると、より印象に残る文章になります。

最後に、あたりまえではありますが、原稿用紙の使い方にも注意しましょう。しっかりときまりに従って書き進めてください。読書感想文は、いろいろある夏休みの課題の中でも一番後回しにする人が多いです。新学期間際に慌ててやるのではなく、前向きに早めに手をつけて、苦手意識を無くしていきましょう。良い本との出会いは、自分の人生を楽しく豊かにしてくれます。この夏もそういった出会いがたくさん生まれることを願っています。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

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