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おまもりナビ

2023年8月25日 カテゴリー:お役立ち情報

恩師との出会い

 小学校、中学校、高校と多くの学びの場を通して、たくさんの教師と出会います。その時に「恩師」と呼べる先生に出会うことができると、みなさんのこれからの人生が大きく変わります。

私も大昔ですが、小学3・4年生の担任のH先生の影響で、教育の道に進もう、と強く決心しました。H先生は勉強の面白さと学校生活を楽しくさせるノウハウをたくさん持っていました。勉強については、毎日放課後に算数の居残り問題を黒板に出します。その問題が解けた人は先生に見せ、正解した順番にノートに大きく順位を書いて「帰ってよし!」となります。私は、1番になるのが嬉しくて、毎日必死になって問題に取り組みました。それだけでなく、H先生は、授業時に校庭が空いていると「よし、今日はソフトボールだ」と体育の授業に変わり、クラスの全員が「ヤッター!」となるのです。その時の様子は、50年経った今でも忘れません。以来、その先生を目標に、教育学を学べる大学に進学し、現在も教育に関わる仕事をしています。

みなさんにも少なからず影響を与えてくれた先生は、いらっしゃるのではないでしょうか。例えば自分の好きな(得意な)科目。その科目を好きにさせてくれた先生が過去に必ず存在します。反対に残念ながら苦手(嫌い)になってしまった科目にも、そうなった原因になる先生がいると思います。そして、将来の大学の進路を考えるときには、間違いなく自分自身の好きな科目の方に舵を切ります。英語の好きな人は英語英米文学科や国際関連学科、数学の好きな人は数学科や数理学科というように考えます。英語の好きな人が理系に、もしくは数学の得意な人が英文科へ、というようには全くといっていいほど考えないと思います。自分の大学への進路の決定は、実はこれまで出会った恩師の影響が非常に大きい、ということなのです。

つまり、生徒に教える立場の教師は、その生徒の将来の可能性を大きく変える力を持っているということなのです。それは、良い方にも悪い方にも影響します。だからこそ、未来の可能性を大きく秘めた生徒一人ひとりに、将来の選択肢を多く持ってもらうよう、教師は常に全力を尽くしていかねばならないと思います。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

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