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2023年8月16日 カテゴリー:お役立ち情報

中3英語の「話す」正答率12%

 2023年度の全国学習状況調査(小6・中3で実施)の結果が、7月31日に文部科学省より発表された。それによると、中学3年生の「話す」問題の正答率が12.4%、「聞く」(58.9%)、「読む」(51.7%)、「書く」(24.1%)を大きく下回った。「話す」問題は5題出され、1問も正当できなかった生徒は、63.1%だった。

前回に比べて「話す」問題は、会話形式が増え、即興で答える問題や、話す力と同時に、聞く力を試す問題も出されている。問題例として、ニュージーランドからの留学生の環境問題のプレゼンテーションを聞いて、自分自身の考えとその理由を英語で伝える問題(1分間考える時間、30秒で話す時間)は、正答率は4.2%であった。

これらの問題については、英語力だけでなく、普段から社会問題などに対して自分の意見や感想などを持つこと、そしてそれらを他の人に伝えるような機会を作ることも重要である。

まずは、英語の教科書や英文の音読をするところから始め、毎日英語に触れることが重要である。野球やサッカーなどのスポーツも毎日練習をすることで、プレーが磨かれ、上達していくのと同じだ。文部科学省は、「スピーチやプレゼンテーションなど、まとまった内容を英語で発表する言語活動を継続的に取り入れることが重要」だとしている。

大学受験の推薦入試でも、自分の意見や考えを具体的にまとめ、プレゼンテーションする力は、強く求められている。普段から身の回りの事象にも関心や問題意識を持ち、自分なりの改善方法や提案などを考えたりしていく習慣が必要である。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

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