私は、周囲から「せっかち」と良く言われます。実は自分自身もそう思っています。物事を早く進めないと気が済まない性格です。早く進めていくことで、時間的な余裕も生まれます。さらに仮に間違った進め方をしても軌道修正をする時間もとることができます。また、テキパキと物事が片付いていくので、気持ちよく進めることができます。
実は、このことは生徒の成績にもあてはまることなのです。
選択の機会に臨んで、すぐに答えを出す生徒は、結果を出すことが多いです。反対に長い時間をかけて考えたり悩んだりしたりする生徒、あるいは自分で考えたりせずに何でも人に聞いて自分で判断しない生徒は、一概には言えませんが、なかなか結果に結びつきません。問題を解く時も同じです。まず自分の頭で考え、ひとまず自分なりの答えを出す生徒は成績も伸びていきます。自分であまり考えないうちに、すぐに答えや解き方を先生に聞く生徒は残念ながらあまり伸びていきません。それ以外にも時間をかけて問題を考えている生徒は、時間をかけているうちに試験時間が過ぎてしまい、最後まで問題を解くことができなかったりしてしまいます。
まず、自分で答えを出しましょう。こういう答えではないか、これが正しいのではないか、という曖昧な答えでも構いません。それも長考せずに、すぐに答えを出すように意識していきましょう。長い時間をかけて答を出すのは、時間の無駄にもつながります。すぐに決断し、行動に移すこと。これが結果を出す秘訣です。
中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹