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弥栄高等学校

校舎

JR淵野辺駅からバスで10分。弥栄東・西高校を統合、国際科・芸術科・スポーツ科学科に加え、県立高校初の理数科を設置。4学科集合型の専門高校となった弥栄高校。専門を生かした幅広い進学ニーズに対応する進学重視の単位制高校だ。学科によっては旧学区外生が7割を占める全県の人気校で、各学科とも1年次約80名の生徒が専門性の高い内容を学ぶ。生徒たちの得意を高め伸ばす指導と同時に、学科間の連携、異年齢集団の交流など積極的に展開し、専門性に立脚した幅広い教養人(General Specialist)を育てることを教育目標としている。

多才人、来たれ弥栄高校! 「General Specialist」が未来を創る!

多才人、来たれ弥栄高校! 「General Specialist」が未来を創る!

「今春、芸術科に入学した生徒の中に、マリンバを専門にしている生徒がいまして。学校でも存分に練習できるように、生徒の実力に見合う楽器を予算化して購入します」と矢野校長。弥栄高校は、神奈川県教育委員会より『スーパーハイスクール』の指定を受け、専門教育を核にした進学校づくりに邁進している。

学科は4つ。音・美大、教育系大等への進学を目指す芸術科。体育系、福祉医療系、家政系大等の進学を目指すスポーツ科学科。単に語学だけでなく、世界規模で思考できる文系大進学者を育成する国際科。県立高校で初の理数科では、「驚きと感動」の科学体験学習で様々な分野の理系大進学者を育成する。専門大学・研究所からの教師招聘、専門教室の充実等、それぞれの学科指導の強化策がハード・ソフト面とも急ピッチで進んでいるという。

「4学科ともに充実したプログラムを揃え、希望の進学をかなえてこそ本当の成功といえます。反対に1つでも転んだら全学科にその影響は及ぶでしょう。そのような危機意識を共有して、4学科の教師たちは切磋琢磨しながら新しい魅力ある弥栄高校づくりに一丸となって取り組んでいます」 今春の入試で、どの学科も高倍率となったのは、これらの取り組みへの期待の高さの表れといえよう。

「General Specialist」を育てる教育活動

「General Specialist」を育てる教育活動

芸術科・スポーツ科学科では前・後期選抜ともに実技試験を実施、理数科では数理英、国際科では国社英の内申・入試結果を重視。それぞれ特徴のある入学者選抜を行う。現在、在校生の出身中学は210校に及ぶ。入学前の3月には、進路希望に沿った個別ガイダンスを実施。新生弥栄を象徴する4色をモチーフにした履修ガイドブックが配布された。弥栄高校では、学科を越えての履修ができるため、例えば、国際科の生徒が理数科専門教師の授業を受けることもでき、他分野への造詣を深め、自身の進路選択に生かすことが可能だ。また、4学科混合のホームルームクラスを設定、毎朝のHRも文化祭への出展もこのクラスで行うという。クラス活動の中で、いろいろな優れたものをもった友人に出会い、それぞれの価値を認め、自らの専門性を高めあってほしいとの願いがある。

もちろん、各学科での学習は、年次を超えた専門科目の講義の中で本格的に行われる。音楽専攻ではオーケストラ実習や大学教師による専攻個人レッスン。芸術専攻では身体表現室等での徹底したデッサン指導や毎年恒例の映像メディアパフォーマンス「アートライブ」での表現活動体験。理数科ではバイオ実習室など7つの専門実験室を用いての実験・実習や、理化学研究所などの大学・研究機関との連携講座「弥栄サイエンス」の開講。国際科では最新設備を誇る2つの新CALL教室での語学学習、国際理解の根幹となる自己理解を深める「日本文化」「アジア入門」講座を導入。スポーツ科学科では、トップアスリートの育成のみならず、スポーツ科学や体育理論を学び、多方面への人材輩出を視野に入れた指導を行う。体育系大を含めた大学進学率は90%に上るとのことだ。

「弥栄高校は、4つの独立した専門高校ではなく、4つの専門が相互の力を高めあえる高校です。本校の目指す『General Specialist』とは、相互のコミュニケーションによって社会の中で自分の専門を生かすことのできる人。これからの社会を生きる力、よりよい社会を築く力が弥栄高校の3年間で育まれることでしょう」と矢野校長はお話しくださった。

今後の展望

今後の展望
今後の展望

弥栄高校1期生の進学は3年後だが、旧弥栄東・西高校では、専門を生かして東京藝大、筑波大、県立保健福祉大、女子美大やMARCH等など、約6割が4年制大学へ進学している。進学への取り組みは、学習指導も進路指導も、新校となって益々強化される。去る4月20日、1年生は高校での勉強のしかたを徹底的に学ぶ「フレッシュマン・キャンプ」に参加。また、進学重点校でも導入している「スタディーサポート」を開始し、全国レベルでの学力の定点観測を行う。3年生は、夏休みに勉強合宿も行うという。

これらの進路・進学指導に関して、矢野校長に目指すところをお尋ねすると、「目指す大学であれば、芸術系なら東京藝術大、文系理系なら東大、国際系なら東京外国語大など、ある程度決まった方向が打ち出せるのかもしれません。しかしながら、何のための進学か、その進学によって将来どのように自己実現するかということは、一人ひとり違ってきます。本校の進路・進学指導は、生徒それぞれの自己実現を導き出す日々の指導にあると考えます。また、そのような人づくりの根幹を担うことが本校で行う『教育』の役割だと考えます」とお話しくださった。 生徒の自己実現を果たすための進学であり、そのためのしくみ作りということであろう。

「今春、2校の統合によりあらたに生まれた学校ですが、校歌も校章もパンフレットポスターも旧弥栄東・西の生徒たちと教職員が作りました。本校は、志向性の高い生徒が集い、相互に高めあう環境にありますから、学習に対する取り組みの姿勢が違います。本当の意味での進学重視、進学校を実現できるし、そうなっていくと確信しています」と校長先生は結ばれた。何か1つ、好きなことを伸ばしてみたい。違う価値観を持つ友人とも出会い高めあいたい。公立高校でありながらそんなゼイタクな環境を兼ね備えた弥栄高校。この高校のパワーを感じるのには、学校見学が欠かせない。学校説明会は8月30日から、また生徒の活躍を見ることのできるイベントは9月21日の創立記念式典から、全学科で体験や見学会が催される。興味のある人は必見だ。

(2008年7月取材)

校長先生からのメッセージ

中学生の皆さん、こんにちは。県立弥栄高校校長の矢野正人です。 夢を追いかける!その場が高校です。そのためには、自分に合った高校選びが第1歩になります。カリキュラム(教育課程)・施設・校風(生徒・教師の様子)等の環境や、通学時間や希望部活の有無が重要な観点です。弥栄高校は、国際・理数・芸術・スポーツ科学の4学科からなる単位制専門学科の学校です。それぞれ専門的で高度な授業を用意しています。と、同時に他学科の生徒たちとの共通授業もあり、切磋琢磨しつつも手を取り合って頑張っています。レオナルド・ダ・ビンチを知っていますか?モナ・リザの作者として有名ですが、彼は画家だけではなく、建築家であり、科学者であり、スポーツマンであって、しかもいずれも超一流でした。弥栄校生(弥栄人)はそんなレオナルドを目指しています!弥栄はあなたの熱い思いを受け止める!一緒に夢を追いかけましょう!

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