
前回、保護者がやりがちな失敗例などを取り上げました。今回は、子どもに対する声掛けのOK・NGの例を紹介します。子どもへの声掛けの一言が大きく影響します。勇気や元気を与え前向きにさせる言葉もあれば、反対に不用意な一言が子どもを傷つけやる気をなくしてしまうこともあります。
◆テスト返却後 NG:「なんでこんな点数なの?」「ちゃんと勉強したの?」これらの言葉はテストの結果だけを見ての発言です。子どもがどのようにテストに向けて取り組んだか、そのプロセスも見てあげましょう。 OK:「今回はどのように工夫をしたのかな?」「うまくいったところはどこだろう?」というように前向きで建設的な言葉がけにしていきましょう。
◆勉強に取り組んでいないとき NG:「早くやりなさい!」「いつになったら勉強するの?」ついつい言ってしまいがちな言葉です。ぐっとこらえましょう。 OK:「今から30分だけがんばってみようか」「どの教科から始める?」というように行動を促すような言葉に変えましょう。
◆成績が上がったとき NG:「もっと上を目指しなさい」「次もこれくらいがんばってね」保護者としてはもっと点数を取ってほしい、という願望はあるでしょう。でも子どもからすると、まずは成績が上がったことを喜んでほしい、褒めてほしいのです。 OK:「前回からどんな工夫をしたのかな?」「継続してきたことが結果につながったね」というようにがんばってきたことを承認するような言葉がけを。
◆ミスが多かったとき NG:「なんでこんな間違いをするの?」「前も言ったよね」本人もミスはわかっています。それをさらに言われることで傷ついてしまうことが良くあります。保護者からするとなんでこんなミスをするのか、と言いたくなりますが、我慢してください。 OK:「どこで間違えたか一緒に考えてみよう」「次はどのようにしてミスをなくしていこうか」というように寄り添うような言葉がけが有効です。
◆普段からの声掛け NG:「勉強しなさい」「ちゃんとやってるの?」これらの言葉は逆効果です。 OK:「今日はどんなことをやったの?」「困っていることはある?」というように対話できるようにしていきましょう。
中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹



