
夏休みも終盤に差し掛かり、「そろそろ学校モードに戻さないと」と感じ始めている保護者の方も多いのではないでしょうか。せっかくなら、「元に戻す」だけでなく、新学期をよりよい状態でスタートできるよう、始業式の前のこの1週間の過ごし方について考えてみましょう。
まず「起きる時間」から整える
生活リズムを整えるうえで、もっとも効果的なことは「早く寝ること」ではなく「早く起きること」です。体内時計は、朝に目覚めて明るい光を浴びてからおよそ14時間後に眠気を感じると言われています。つまり、まず起きる時間を早めることで、自然と眠くなる時間も前にずれていきます。「早く寝なさい」と言っても寝られないのは当然のことで、まず「起きる」時間を整えることが先決です。
始業式の1週間前を目安に、今の起床時間から少しずつ早めていきましょう。一気に2〜3時間早めようとすると体への負担が大きくなります。1日に15〜30分ずつ前にずらしていくペースが、無理なく体に馴染みます。
朝ごはんが「1日のエンジン」になる
起きる時間が整ったら、次に意識してほしいのが朝ごはんです。朝食は体内時計を整える大切な働きを持っており、特に朝食の刺激が体内時計を調整する役割を担っていると言われています。朝ごはんは、脳や体を動かすエネルギー、午前中から活動的になれる源になります。
「何を食べるか」より「食べる習慣をつける」ことが大切です。始業式の前から毎朝同じ時間に食卓につく習慣をつけておくと、学校が始まってからも朝の流れがスムーズになります。
スマホ・ゲームの「終わり時間」を決める
夏休み中、ご家庭でのお悩みでよく伺うのは、お子さんのスマホ・タブレットの使用時間についてです。「動画視聴」「ゲーム」はどれも「気づいたら深夜になっていた」という状況をつくりやすいものです。 お子さんの就寝時間が遅くなる原因にもなりやすいですね。
そこで、2学期が始まる前のこの時期に、スマホやゲームの「終わり時間」をあらためてご家庭で見直しましょう。「何時まで」と決めることよりも、「お風呂に入ったらスマホはリビングに置く」「夕食後は動画を見ない」という生活の流れに組み込む方法の方が、守りやすく揉めにくいのでおすすめです。
「学校の話題」を食卓に出してみる
生活リズムを整えることと同じくらい大切なのが、気持ちの準備です。久しぶりの学校生活に少し緊張しているお子さんも多いものです。「2学期になったら何が楽しみ?」「学校で話したいことある?」と、ごく自然に学校の話題を出してみてください。プレッシャーをかけるのではなく、学校を身近に感じてもらうための雑談で十分です。
お子さんが口にした「楽しみなこと」は、そのまま新学期への原動力になります。小さなことでも、「それ楽しそうだね」と一緒に盛り上がってあげてください。
「今日ひとつ、整える」を積み重ねる
完璧な準備を一気に整えようとすると、かえってつらくなってしまいます。「今日は起きる時間を15分早めてみた」「今日は朝ごはんを食べられた」、それだけで十分です。小さな積み重ねが、始業式の朝の「よし、行けそう」という感覚につながります。
今回は、 新学期のスタートダッシュを成功させる始業式の前の1週間の過ごし方について考えてみました。今日からひとつでも試してみてください。残りの夏休みを、焦らず、でも少しだけ先を見て過ごしましょう。



